「ものづくり補助金」の「事業計画書」には以下の項目を記載します。
＜その1：補助事業の具体的取組内容＞
① 企業概要
② 課題及び取り組む理由
③ 期待する取組の効果・成果
④ 取り組み内容とスケジュール
⑤ 実施の体制
＜その2：将来の展望＞
① 当事業のユーザー・マーケット
② 中長期的な展望
以下に記載のポイントを記します。
＜その1：補助事業の具体的取組内容＞
① 企業概要
これまでの自社の歴史、自社製品の歴史、現在の課題及び取り組んでいる内容、取り組んだ結果の良い面・悪い面、具体的な製造過程や工程を記載する。
② 課題及び取り組む理由
市場の概要、推移、歴史、構造（市場の特徴や競合等）、自社のポジション（サービスの特徴・強み・競争優位性）。今後の市場の見通しとそれに対する自社の課題及び動き（新しいビジネスモデル等）、今回の取り組み概要を記載する。
※今回の事業で機械装置等を取得しなければならない必要性を示す。
③ 期待する取組の効果・成果
現状の製造過程や工程の詳細（定性・定量）、当事業や設備導入で変わる事（工程・ビジネスモデル）、それにより解消される課題や実現できるビジネスモデル、社会性、海外との競争力や雇用増、給与増などへの影響（定性・定量）、実現可能性（体制・技術・財務）を記載する。
※具体的な目標及び具体的な達成手段を記載する（必要に応じて図表や写真等を用い具体的かつ詳細に記載する）。
④ 取り組み内容とスケジュール
具体的な取り組み内容と取り組み内容毎のスケジュールを記載する。投資する機械装置等の型番、取得時期や技術の導入時期についてもスケジュールを記載する。
⑤ 実施の体制
設備の仕入先、当事業における委託先、その他当事業の関係先がわかりる図を作成する。又、設備導入レイアウト（想定している工場レイアウト等）を添付する。
＜その2：将来の展望＞
① 当事業のユーザー・マーケット
当事業の市場での特徴（具体的なユーザ、マーケット）、予想される優位性・目標、予想される収益性・目標を市場規模を踏まえて記載する。
※目標は、誰が、何を、どのように、いつまでに、どのくらいを目標にするのか具体的に記載する。
※収益性向上実現の根拠として、単価向上の根拠、販売数向上の根拠、費用削減の根拠を記載する。
② 中長期的な展望
当事業を皮切りに、中期的な展望、長期的な展望を記載し、その結果値地域への貢献内容を記載する。又、経営戦略や目標、意気込みを記載する。
＜その他のポイント＞
・誰にでもわかりやすい表現で記載する。（専門用語には補足説明を記載）
・必要に応じて図表や写真等を用い、具体的かつ詳細に記載する。